忘れたくない、
私には大切な仲間がいます。
それは手話を一緒に学んだメンバー。
昔、手話講習に通っていた時期がありました。
今は、ほぼ忘れかけていますが、サークルや行事には、
なるべく参加し、細くながら関わっております。
当時、結構な人数でしたが、
お互い入り込まず、不思議とバランスがとれていて派閥もなく、
講師の先生方にも恵まれておりました。有り難いことです。
講習者の中に、きゃしゃで綺麗な女性がいました。
彼女は、手話もペラペラで指文字で文章も表せるくらい上手です。
なぜ彼女が講習に参加しているのか不思議でした。
(資格をとるためだった)
聾唖者の交流の時も、
全く出来ない私の隣に座って、通訳をしながら一緒に
お茶をしてくれたのを覚えています。
数年かけた講習期間が終わった後でも
年に一度、皆で集まり近状報告しあったり、数人は現場で通訳として活躍してたり、いまだに応援しあっています。
私の結婚式にも遠くから彼女含め、手話の仲間、みんなが集まってくれ
各テーブルに通訳として座ってくれたりと幸せな時間を過ごしました。(ツレは当時同じ仲間です。)
年齢はバラバラだけど心地よい仲間達です。
昨年の、台風15号の時も停電になりながらも、
グループで安否確認し励まし合いました。
彼女の家も停電で地域的には長く大変だったはずです。
また会えると思っていまし、
いつでも会えると思っていました。が
彼女は、虹になってしまった。(コロナではありません。)
身体が弱く数年前から入退院繰り返していたらしい。
4月末になくなり5月2日告別式を済ませたとのこと。
今までそんな素振り見せなかった….。
思い返せばいつも彼女は一生懸命生きていた。
心が、空っぽになってしまった。
しばらく何をするにも彼女の顔や仕草が出てきて……..。
どんな思いで家族は….切なくて….。
ラインには彼女の作品もペットも残っていて、
そして彼女が作ってくれたキリンもここに….。
それでも、
朝がきて夜がきて、毎日が過ぎていく。
窓の外は、ひとあめ、一雨毎に、緑も濃くなっていく….。
彼女の顔も、思い出も、
いつの間にか空気と混じりあって、なくなってしまうんだろうな….。
落ち着いたらお墓参りに行きたい。
あなたにもう一度会いたい。
家族、姉妹、友人、毎日当たり前のことが当たり前ではない。
一緒にいる時間に感謝。大事にしないと。と教えてくれた彼女。
ありがとう….。いつかまた逢おうね。