- 2024年5月7日
海とコーヒーの出会い 鹿園 春号No,149
海とコーヒーの出会い 海辺から広がる無限の海。その先に漂う小さな貨物船。手に持ったコーヒーカップから広がるほんのり甘い香りが、さらに穏やかな瞬間を演出してくれていた。 リフレッシュを求め、車を走らせ房総半島へ向かう。いつものように変わらぬ景色が広がり […]
海とコーヒーの出会い 海辺から広がる無限の海。その先に漂う小さな貨物船。手に持ったコーヒーカップから広がるほんのり甘い香りが、さらに穏やかな瞬間を演出してくれていた。 リフレッシュを求め、車を走らせ房総半島へ向かう。いつものように変わらぬ景色が広がり […]
削り器 値札を付けたままの鰹節削り器を譲り受けた。刃は錆びついていたが、袋に入っていたので新品同様。以前、はさみ研ぎでお世話になった店を思い出し、助手席に削り器を座らせ、車で向かった。 店に入ると職人さんが使う専門のお道具たちが順番待ちであろう、新聞 […]
豊かな時間 2月が過ぎ、冷えて硬くなっていた地面が柔らかくなる頃、はだかだった樹にピンク色のつぼみが開く。小鳥たちは、春の訪れを歌っている。 忙しい日々の中、家で過ごす時間を大切にしている。我が家にテレビはない。おかげで身近にある、いろいろな音を感じ […]
サイクリング 久しぶりに旅に行く気分に似てるかもしれない。数年ぶりに乗り始めた自転車。感覚がすぐには戻らずフラフラして危なっかしい。 ◇ 補助輪なしで乗れるようになったのは、小学3年生になってからだ。それまでは後輪サイドに小さなタイヤを付けて遊びに行 […]
コーヒーの景色 夕陽が斜めに入ると白い塗り立ての壁はオレンジ色に変わる。デコボコしたコテ跡の影が浮かび、外からひぐらしの声が聞こえてくる。 家で過ごす時間が多くなったので、壁紙が剥がれかかった階段のリメイクをすることにした。数年前に扱っ […]
ほうき 青い空が広がり、その青が差し込む和室。ザッザという音と共に、細かなほこりをちり取りですくいあげたら、固く絞った雑巾で拭きすすめる。ほんのり畳の香りが広がって、気持ちまでウキウキしてくる。 ◇ 一人で生活していた頃のこと、掃除機洗濯機とたて続き […]
夕やけ 窓の外は、一面のオレンジ色。夕日の赤と雲のピンクと、いくつもの筋となった黄色は、夜の深いブルーに変わりつつある。 ◇ 空を眺めるのは久しぶり。しばらく見とれていると、遠くからメロディーが流れてきた。中村雨紅の「夕焼け小焼け」だ。曲を吸い込みな […]